核のゴミの保管場所は、今、どこにあるのか、あらためて確認しましょう。
日本では、2箇所だけです。水戸の近くの東海村と青森県の六ヶ所村。
ここには、猛毒の放射能(毎時1万ミリシーベルト以上:直接被曝で即死)を
帯びた使用済み核燃料が、それぞれ満杯に保管されています。
したがって、東海原子炉を停止しても、危険性は、ほとんど変わらず、
きわめて危険な状況におかれている、と言う点では、同じだと言えます。
では、この図が最後に出てくる、小出裕章さんの説明を動画でご覧ください。
この中で、原発事業者達は、核のゴミ処理を、後回しにしてきた、と
何度も出てきますが、これは、正確には誤りです。
核のゴミ処理技術は、残念ながら、今の人類にはないので、
正確に言えば、ゴミ処理は不可能だと言うことがわかっていながら、
原発技術を導入し続けてきたのです。
小出さんは、これを、『トイレのないマンション』 と言っていますが、
やや、迫力に欠ける表現だと思います。
重大な害悪をもたらす大量発生する放射性物質の無害化処理技術が
原理的に不可能である以上、原発技術は、実用化すべきものではなかった
のですが、
カネの力が、地球温暖化対策をテコに、政治家・マスゴミ・学者を総動員して、
『原発安全神話』をでっちあげながら、無理やり導入してきたわけです。
しかし、考えてみてください。10万年ですよ。
10万年、無事故で維持・保管することが、この地震国・火山列島で、
はたして可能なのかどうか、文字通り、子々孫々2000世代にわたって、
可能かどうか?
今から、10万年前は、ネアンデルタール人の世界だったようです。
答えは、明白でしょう。次の動画もご覧ください。