また、有害無益な巨大浪費プロジェクトの報道を見つけた。
核融合燃焼を地上で実現しようというものだ。
土台、核融合を地球上で実現しようとすること自体、まったく、
無意味、というか、無理・無駄なことだ。
莫大なエネルギーを使って、わずかなエネルギーしか得られない。
採算がまったくあわない。
『核分裂反応に比べて、反応を起こすために必要な温度・圧力が高いため
技術的ハードルが高く、現在のところ、水素爆弾は核分裂反応を利用して
起爆する必要があり、核融合炉は高温高圧の反応プラズマを封じ込める
技術開発が困難を極めている。』
とある。
核分裂反応を利用する現在の原発すら、採算が合わないことが明白になったにも
かかわらず、さらに、途方もなく不採算自明な核融合に莫大な税金を使うことは、
犯罪だ。
太陽で起きている核融合反応は、太陽という、超巨大・超高圧・超高温の世界で
あるからこそ生じている現象だ。それを地上で再現しようとすれば、その環境づくり
だけで莫大なエネルギーの消費が必要だ。
そして、万が一核融合が成功したとしても、得られるエネルギーは、
消費したエネルギーに比べれば、微々たる物だ。
しかも、その得られるエネルギーが一気に発生すると、いわば水爆となり危険なので
これまた、徐々に制御しながら、発生させなければならない。
そのためには、さらに、莫大なエネルギーを要する。
つまり、地球上の環境で、人類が核融合によるエネルギーを利用しようとすること自体、
原理的に無理・無駄なのだ。
人類は、地球の環境に適合した方法で、新たなエネルギーの開発に取り組むことが
重要なのだ。無理を押し通そうとしてはいけない。
この、サルでもわかる論理が、いったん、核物理学に洗脳された連中には、
理解不能となっている。ことばを変えて言えば、新興宗教に凝り固まった
狂信的な信者集団と同じだ。
茨城新聞(2013/1/29)
2013年1月29日(火) | ||
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