2012/8/31 来日した原発専門家のアーニーガンダーセン氏の質問により、
福島第一原発4号機のプール水漏れ対策について、何もしていないことが
判明した。
政府の担当者は、持ち帰って検討することとなった。
これは、米国NRC(原子力規制委員会)が実験・確認したことだが、
使用済み核燃料の水冷が出来なくなった場合、燃料棒が空気にさらされる
ため、使用済み燃料が十分に排熱できなくなり、燃料棒が加熱を始め、
十分に熱くなると、ジルコニウム被覆が水蒸気と空気で酸化して、
水素を放出し、そこに引火すると水素爆発を起こし、被覆が破れ、
ヨウ素、セシウム、ストロンチウムといった放射能を持つ核分裂生成物を
放出する。
4号機の場合、使用済み燃料プールを覆うものは、白いシートだけであり、
核分裂生成物が大気中に拡散される可能性を防げない。