東京新聞(2011/7/11)によると、政府のエネルギー・環境会議は、エネルギー・
環境戦略の見直しの一環として広く国民の意見を聞く、として、意見聴取会 を
開くようだが、その内容は、ごらんのとおり、お粗末、というより、国民を愚弄したものだ。
すでに締め切りで、時間も2時間たらず、全国で開催というが、当面は、5都市のみ。
東京新聞によれば、聴取会の内容は、まず、政府側の説明(原発比率0%、15%、
20~25%の3案)の後に、3案に対して、それぞれ3人、計9人しか意見がいえない。
しかも、質疑応答の時間もない。
そして、意見聴取会の能書きには、
『本意見聴取会をはじめとした国民的議論を礎として、8月にエネルギー・環境の
大きな方向を定める革新的エネルギー・環境戦略を決定し、政府として責任ある
選択を行います。』
とある。
これでは、東京新聞の見出しにある
『1時間半/意見9人だけ/質疑なし』
『形だけ?の国民的議論』
のとおりで、これも、野田内閣の、国民無視の危険な兆候だ。