今回の自民総裁選・民主代表選を見ていると、全く国民不在だ。
顔色伺い、長いものには巻かれろ、寄らば大樹の陰、御身安全第一、
だけだ。
訴えるスローガンは、『国民の皆様にお役に立ちます!!』。
中身は、何もない。むしろ、安倍さんみたいに、5年前に逆戻りさせ、
強い日本を復活させよう、と言うから時代錯誤もはなはだしい。危険だ。
『アラブの春』・『中国のジャスミン革命』・『ウォール街占拠』に
象徴される貧富の格差是正、これに呼応するオバマ米、オランド仏
の出現、福島原発事故による原発世界の急旋回など、
5年前と世の中変わってんだよ!
ということがわかっていない。
こんな、アホが政権取ったら、
日本人は、中・韓・露ばかりか、全世界から相手にされなくなる。
国会議員諸兄の現代史と世界を広く見た見識の向上を望む。
オバマ米:
中間所得層支援・減税、医療の国民皆保険、富裕層増税による財政再建
オランド仏:
富裕層の課税強化。100万ユーロを超える年収に75%の課税、
15万ユーロ以上の層には最高税率を45%、
差別解消を約束。同一賃金原則を守らない企業には制裁
「女性の権利省」の創設、閣僚の半分を女性
(75%は日本でもやっていた)
など、その寄って立つ軸足が圧倒的多数の国民の立場で鮮明だ。
この点、今、もてはやされている、橋下も同じだ。
橋下の場合は、もっとたちが悪い。
民・自の落ちこぼれを拾いながら、
威勢のいい甘言でひきつけ、中身は、絶対主義的右翼だ。