7月 12, 2011
『「本当の原発発電原価」を公表しない経産省・電力業界の「詐術」』

時事ドットコム
塩谷喜雄 Shioya Yoshio
科学ジャーナリスト
www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7601&rel=y&g=pol

【記事再掲】

この国では、「安定した復興」とは元の黙阿弥のことを指すらしい。政治家たちの錯乱ぶりに隠れて、原発と電力の地域独占は何の検証も経ずに、今まで通り そっくり継続される気配が濃厚である。福島の事故が打ち砕いた原発安全神話に代わって、経済産業省と電力会社が流布するのはもっぱら原発「安価」神話だ。

火力や水力に比べ原発の発電原価が断然安いという、架空の、妄想に近い数字が幅を利かせている。評価も監視も放棄した新聞・テレビは、今度も懲りずに虚構 の安価神話をただ丸呑みして、確かな事実であるかのように伝え、社会を欺き続けている。日本経済が沈没するとすれば、その原因は原発停止による電力不足や 料金高騰などではなく、行政と業界が一体となった利権と強欲体質の温存が主因であろう。

【再掲終わり】

まだ、経産省やマスゴミが、『原発安価神話』を言っているとは、信じられませんね。使用済み燃料の半永久的後処理が、不可避だというのに・・・開いた口がふさがらない、とは、まさにこのこと。

 

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