いまごろ、大会を開いて、しきりに反省、と言ってるようだが、その感覚が信じられない。
今回の事故を受けて、『学界は何ができるか』というのが、パネル討論のテーマの
ようだが、何をいまさら、という感じ。
その内容も、原発事故の本質には、まったく迫っていない。
人類にとって、制御不能でかつ、人類ばかりではなく生物界全般にわたって半永久的に
有害物質を発散するきわめて危険な物質を作り出し、これをゴマカシ技術で使おうとした、
そのあやまちには、一切触れずに、
出来もしない『改善が必要で、それを止めると安住してしまうことが今回の大きな課題』
(岡本東大教授)と、相変わらず、原子力村の念仏を唱えている。
やはり、この学会には、何も期待できないと言えそうだ。
朝日 2011/9/20