日銀当座預金は打ち出の小槌
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| 機関名 | 借方・資産 | 貸方・負債 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 1年目 | 政府※ | 日銀政府預金 | 500 | 国債 | 500 |
| 国民給付 | 500 | 日銀政府預金 | 500 | ||
| 民間銀行※ | 国債 | 500 | 日銀当座預金 | 500 | |
| 日銀当座預金 | 500 | 普通預金 | 500 | ||
| 国民※ | 普通預金 | 500 | 収益 | 500 | |
| 2年目※ | 政府 | 日銀政府預金 | 500 | 国債 | 500 |
| 国民給付 | 500 | 日銀政府預金 | 500 | ||
| 民間銀行 | 国債 | 500 | 日銀当座預金 | 500 | |
| 日銀当座預金 | 500 | 普通預金 | 500 | ||
| 国民 | 普通預金 | 500 | 収益 | 500 | |
| 3年目※ | 政府 | 日銀政府預金 | 500 | 国債 | 500 |
| 国民給付 | 500 | 日銀政府預金 | 500 | ||
| 民間銀行 | 国債 | 500 | 日銀当座預金 | 500 | |
| 日銀当座預金 | 500 | 普通預金 | 500 | ||
| 国民 | 普通預金 | 500 | 収益 | 500 | |
| 累計※ | 政府 | 日銀政府預金 | 1500 | 国債 | 1500 |
| 国民給付 | 1500 | 日銀政府預金 | 1500 | ||
| 民間銀行 | 国債 | 1500 | 日銀当座預金 | 1500 | |
| 日銀当座預金 | 1500 | 普通預金 | 1500 | ||
| 国民 | 普通預金 | 1500 | 収益 | 1500 | |
1年目から3年目までの累計を見ると、各年それぞれの金額の3倍となっている。政府の国債も3倍になっているが、国民の普通預金も3倍になっている。しかもこの国民の普通預金は、新たに発生した国民の資産なので、財務省の言う【国債は、孫子の代まで借金を背負わせる】というのは、真逆のマッカナウソで、よくもまあ、平気でウソをつけるものだと、驚く次第だ。
そして、重要なことは、普通預金と同様に、民間銀行の資産である日銀当座預金も3倍になっている。
つまり、国民と民間銀行が、同時に豊かになる、ということだ。
これを敷衍して言うと、n年後には、資産は、n倍になる、ということで、文字通り
【日銀当座預金は、使えば使うほど、国民と民間銀行は豊かになる打ち出の小槌】
ということになる。
このデフレの時代、特に日本人の購買力は、過去最低レベルに落ち込んでいる。早急に、日銀当座預金500兆円をフル活用して、日本国民の購買力を2倍から3倍に引き上げて、中国人富裕層並みにする必要がある。特に、結婚できる富を若い世代に与えよ。少子化の危機的状況を回避せよ。日本国民の体力を大幅に向上しないと、日本のあらゆる富が、自然が中国に買い漁られて、日本は、中国のものになっていく。
なお、今回の試算では、簡単のために、国民給付500兆円として試算してみたが、民間企業を対象とする財政出動でも、同様である。
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①政府が国債500兆円を発行して、民間銀行に売り、代金500兆円を政府財源(日銀政府預金)に受領する。
②この政府財源500兆円を国民給付金として支出する。
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①民間銀行は、国債購入代金として日銀当座預金から500兆円を日銀政府預金に振替えて支払い、国債500兆円を受け取る。
②政府から、国民給付の指示を受けて、日銀政府預金から日銀当座預金に500兆円の振り込みを受ける。
と同時に、国民の普通預金口座に国民給付金500兆円を振り込む。普通預金は、民間銀行にとっては、負債計上となる。
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①国民は、政府からの国民給付金の支給を受けて、新たな収益として、普通預金口座が国民給付金額だけ増額する。
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1年目の期中・期末の民間銀行の日銀当座預金残高は、常に500兆円を維持している(期中、売買はいろいろ行われるが、お金は、各民間銀行の普通預金口座間を移動するだけなので、民間銀行トータルとしての普通預金総額は、500兆円一定、日銀当座預金総額も、普通預金の移動を反映するだけなので、500兆円一定となる)ため、政府は、2年目も、1年目と同様に、国債500兆円を発行して、民間銀行に売却できる。売却で得た資金で、1年目と同様の500兆円国民給付を実施する。各機関での結果は、1年目と同様となる。
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3年目の内容も2年目と同様となる。
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①1年目から3年目までの累計を見ると、各年それぞれの金額の3倍となっている。
②政府の国債は3倍の1500兆円となるが、同時に、国民の資産である普通預金も3倍の1500兆円となる。
②つまり、確実に国民の資産は増える。
③民間銀行保有の国債も3倍に増えている。また、3年目の期末の日銀当座預金残高も3倍の1500兆円に増えている。
④ここで、重要な事実が明らかとなる。
民間銀行が支出した日銀当座預金残高は、毎年同額(この例では、500兆円)で、国債を買い続け、政府がこの財源を国民・企業・日本国のために支出したら、国民の普通預金が3年で3倍になったと同様に、日銀当座預金額は、n年後には、n倍になる、ということ。
⑤国債購入額の規模を、倍々ゲームで大きくしていくことができるということだ。もちろん、これには外的条件がある。供給能力の限界があるため、インフレが加速するので、インフレ率の制限がある。
⑥しかし、今や、通貨供給量が少なすぎるデフレの真っただ中だ。遠慮は不要だ。
⑦まさに、 日銀当座預金は、政府財源の【打ち出の小槌】といえる。

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