7月12日の衆院予算委員会で、野田は、自民党の茂木議員の質問
『消費税率の引き上げを次の衆議院選挙の民主党の政権公約に明記するか?』
に対して、
『社会保障と税の一体改革を押し進めてきたので、約束として消費税率の引き上げを
マニフェストに明記したいと考えている』
と回答。
さらに追い討ちの質問、
『政権公約に消費税率の引き上げを書く以上、これに反対する議員は公認すべき
でないと考えるが、どうか?』
に対して、
『マニフェストを順守するかどうかが公認の基準になる。マニフェストに明記する
ことに賛同できなければ、公認の基準から外れる』
と回答した。
ところが、夕刻の記者会見で、
『新聞を見てビックリした。委員会での発言が誤解されている。』
だと。
この人は、
① 自分では、堂々と、2009年の民主党マニフェストを破っていながら、
人には、順守すべきだと真顔で言える厚顔無恥で矛盾に満ちた人。
ま、精神分裂病ですね。
② さらに、午前中に言ったことを、夕方には言わなかった、というような
文字通り朝令暮改の、わけのわからない人。信用できないですね。
元来、政党内の件に関する質問には回答する必要はないと考えるが、
いずれにしても、野田は、自民党議員の誘導尋問に、まんまと引っかかった
わけで、まさに、『軽率な野田』が証明された。
これは、今後、党内外どころか、全世界の物笑い、とともに、大いに尾を引くことに
なる。特に近隣諸国からは、バカにされること間違いなし、と考える。
日本国民としては恥ずかしい限りだ。
また、党内でも、求心力は一気に低下し、これが、敗着(ハイチャク:囲碁用語で
敗戦の直接原因となった着手のこと)となるだろう。