東京新聞(2012/9/6)は、米国大統領選の争点のポイントを的確に報道している。
さすがに米国、と言う感じだ。争点がわかりやすい。
民主党は、中間層に、共和党は富裕層に軸足を置く。
これとくらべると、わが国リーダー連中の部内・派閥抗争的な選挙は、
わかりにくい。というより、その内容の低劣さから、見ちゃいられない。
これは、もちろん、橋下も含めて、軸足がどこにあるのか、誰の味方なのか、
とんとわからない。しかし、いずれも、本人と言うより、外野の方から聞こえて
くるのを総合すると、どうやら、財閥や米国の属国的立場に軸足、というのが
多そうだ。つまり、おおむね、われわれ貧乏人の敵のようだ。
オバマ大統領は、『富裕層から税金を取り、中間層を減税する』と明言しており、
きわめてわかりやすいし、痛快この上ない。
共和党と対決、など、当然。共和党はカネモチの代弁者だからだ。
医療保険制度も、富裕層の増税で成り立っている。
どうやら、これで、共和党とは決定的対立となったようだ。
また、ミシェル夫人の演説も、オバマ大統領の人柄を率直に説明して、
感動的だ。このようなファーストレディも日本では輩出しないだろう。