みなさんは、大阪万博の入場チケット購入ガイドを見たことがありますか?
【チケット購入から、当日入場するまでのステップ】が5つあります。
- 万博ID登録
- チケットの購入
- 来場日時予約
- パビリオンなど観覧予約
- 予約日時に会場へ
問題は、【1.万博ID登録】の登録内容が、あまりにも異常であることです。
【1.万博ID登録】の中の【万博ID登録はこちら】をクリックすると、【利用規約同意】、【個人情報保護方針】が表示されます。この中に
【1.当協会が取得する個人情報及びその利用目的】が、ありますが、その(1)項の内容が異常なのです。個人情報丸出しですが、これをここに引用します。
(1) 当協会が取得する個人情報
当協会が収集する個人情報には、以下のものが含まれます。
・ユーザーの基本情報(氏名、ニックネーム、性別、生年月日、住所(郵便番号、都道府県名、市町村)、電話番号、メールアドレス、パスポート番号、国籍又は居住国に関する情報等)
・支払い及び決済に関する情報(クレジットカード番号等)
・位置情報
・生体情報(顔画像、音声、指紋等)
・所属先に関する情報(企業名、団体名、部署名、役職等)
・医療に関する情報(障がい者認定の有無等)
・SNSに関する情報(LINE、X、Facebook、Instagram又はGoogle等のアカウントやプロフィール、パスワードに関する情報等)
・入力情報(言語設定、メール配信設定、既婚・未婚の別、子どもの有無、趣味嗜好その他当協会の入力フォーム等の当協会が定める方法を通じてユーザーが入力又は送信する情報等(上記に含まれる情報を除く。))
・ユーザーの端末等から取得する情報(端末の種類、OS、端末識別子、IPアドレス、ブラウザ種別その他のブラウザ情報、リファラー情報、Cookie ID、Cookie及びCookie類似技術を利用して取得する閲覧履歴・購入履歴等に関する情報、IDFAやGoogle Play広告ID等の広告識別子等)
太字にした部分は、私がしましたが、万博会場に入るのに、こんなにも膨大な個人情報が必要だと思われますか?個人情報丸出しじゃありませんか。
クレジット情報や、SNSのアカウント名やパスワードなど、基本的人権の侵害も甚だしい、と思います。
この目的は、(2)項にありますが、これは、表面的なもので、その裏には、これらの情報を利用した偽犯人、すなわち、背乗り人間や、犯人でっち上げのための情報収集にあると思ったら、思いすぎでしょうか。中国の人民監視・管理に似てきたようですが、これからチケットを購入される方は、こうしたリスクを覚悟されてから購入されることをお勧めします。
【取得した個人情報の利用目的】は(2)項にありますので、これも以下に引用ておきます。
(2) 取得した個人情報の利用目的
当協会は、取得した個人情報を次の目的で利用します。
・ユーザーの認証・本人確認を行うため
・ユーザーに対してチケット・商品販売・イベントの実施等の本サービスの提供を行うため
・ボランティアへの応募選考・登録のため
・ユーザーに対して本サービスのフィードバックを依頼するため
・ユーザーに対して本サービスや本サービスと関連するサービス及び当協会又は当協会の関連団体に関するプロモーション・マーケティングや広告・告知を行うため(取得した閲覧履歴や購買履歴等の情報を分析して最適化した広告を配信する場合を含みます。)
・ユーザーによる本サービスの利用状況を調査・分析し、本サービス等の維持、保護及び改善を行うため
・予約情報を登録し、イベントを安全かつ円滑に管理運営するため
・本サービスに関するお問合せ等への対応のため
・本サービスに関する当協会の規約等に違反する行為に対する対応のため
・本サービスに関する規約等の変更などを通知するため
・本サービスのシステム等の障害・不具合・事故等の発生防止や発生時の対応のため
・「2.個人情報の第三者への提供」に定める第三者提供を行うため
・本方針への同意に基づき、当協会の連携先が取得している個人情報又は個人関連情報の提供を受け、当協会が既に有しているユーザーの個人情報と結びつけて「1.(2)取得した個人情報の利用目的」記載の目的で利用するため。取得する個人関連情報又は個人情報には、以下の項目が含まれる場合があります。
端末の種類、OS、端末識別子、IPアドレス、ブラウザ種別その他のブラウザ情報、リファラー情報、Cookie ID、Cookie及びCookie類似技術を利用して取得する閲覧履歴・購入履歴等に関する情報、IDFAやGoogle Play広告ID等の広告識別子等