今朝の新聞に出ていた標題だ。
1000人以上にアンケートした結果は、「不安・反対の声相次ぐ」だった。
高額療養費制度とは、医療費が高くなった患者の自己負担の上限額を抑える、われわれ国民にとっては、歓迎すべき制度だが、今回の厚労省の方針は、この上限額を、引き上げる、というものだ。さらに、70歳以上で年収370万円を下回る人の外来受診費を抑える「外来特例」も見直す、と言う。
何度も言うが、こんなことをしなくても、財源はふんだんにある。
前日銀総裁の黒田さんが、10年間かけて【異次元の金融緩和】、すなわち民間銀行保有の国債の日銀による大量買取りの結果、民間銀行の日銀内にある当座預金口座には、550兆円もの膨大な通貨が、手付かずのままブタ積みされて残っている。
黒田さんは、日本経済再興のために、日本社会に、大量のマネタリーべース(日銀当座預金)を供給すれば、自然に日本社会に出回っているマネーストックが増えて、日本経済は復活するともくろんで、【異次元の金融緩和】を実施した。
しかし、このマネタリーベース(日銀当座預金)を増やしただけでは、残念ながら、マネーストックは増えない。
マネーストックを増やすには、日銀当座預金をマネーストックに流し込む財政政策を実施しなければならない。
その財政政策が、【政府による国債発行】だ。実際、当時の岩田副総裁も、この財政政策の必要性を訴えていた。
現在ブタ積みされている民間銀行保有の【日銀当座預金】550兆円には、利子がつかない、が、【政府による国債発行】があれば、国債には、利子が付くため、【政府による国債発行】があれば、民間銀行は、利子の付く【政府による国債発行】に飛びつく。
【政府による国債発行】で政府は、どうなるかと言うと、国債売却代金が、政府に入る。つまり、【日銀当座預金550兆円】⇒【日銀政府預金550兆円】となって、政府が、財源550兆円を得るから、これを自由に使えることになる。財源問題など全くないのだ。
民間銀行では、【国債550兆円】で利子が付く、と言うことで、政府、民間銀行ともに万歳!!だ。
財務省は、『財源がないから、消費税増税だ』とすぐ騒ぎ出すが、これで、『まったくのウソだ』ということがお分かりいただけると思う。
財務省の人間は、非常に【たちの悪い】人種だと思う。どうも、国民をいじめることに快感を覚える人種だ。そして、金がない、と言って、予算主導権の死守、に生きがいを感じる人種だ。