いよいよ、2012衆院選だが、極めて重大な問題がある。
それは、支持政党未定者が、有権者の44%もいることだ。
以下、この問題点を洗い出し、その解決策をご提案したい。
1 支持政党未定者44%がもたらす重大問題
今回の衆院選は、政党多数乱立のため、いずれの政党を選択すれば
良いのか、迷っておられる方は、次の東京新聞の世論調査によると、
小選挙区、比例代表ともに44%と半数近くおられる。
この半数の方々が、万が一、棄権したとしたら、どうなるのか?
大変なことが起こるのです。
小選挙区では、ご存知の通り、定員1名なので得票数最多の1名のみが
当選となる。したがって、このグラフによれば自民党の支持率は、
わずか21.4%と低いが、全政党の中では、最も高いので、
小選挙区でも自民党の得票数は、少ないながらも他政党と比べれば、
得票数は最多となり当選、と推定できる。
小選挙区は全部で300あるので、打率8割としても、
300 × 0.8 = 240名
の当確続出と予測できる。
これで、衆院定数480名の過半数獲得達成だ。
さらに、比例代表区180名については、比例代表の自民支持率は18%
だから、
180 × 0.18 = 32名
の推定当確となり、小選挙区+比例代表区 合計では、
240 + 32 = 272名
と、衆院57%の過半数獲得の自民党政権が復活する。
さらに、現在のところ、自民党快調なため、小選挙区で全勝となれば、
300 + 32 = 332名
と、自民党単独で、憲法改正に必要な、三分の二の320名を
はるかに超える安定多数政権も可能となる。
つまり、44%の棄権は、自動的に自民党政権の復活につながり、
自民党を喜ばせるだけなのだ。
こうして、自民党政権が復活すれば、安倍さんは、単純だから、
支持率は、わずか20%であるにもかかわらず、
『私は、全国民から支持されたのだ』
と大錯覚し、暴走開始する。
原発再稼動、消費税増税、TPP参加、社会保障切捨て、国防軍設置に
よる対中韓露強硬路線の展開、憲法改悪などなど、第二次大戦以前の
日本への逆戻りオンパレードと、わが国は再び暗黒時代に突入することとなる。
したがって、無党派支持層の棄権は、このような重大問題をはらんでいるのだ
ということを、まずご認識いただきたい。
2 44%膨大パワー全開のための解決策
そこで、このたび、この支持政党未定の方々にも、最適な政党がどこなのか?
簡単に割り出すことの出来るシステム
自動投票政党選択システム
を作ったので、是非試していただきたいと思います。
本システムでは、当面の重大問題3件(消費税は1件目にあり)、
すなわち、
1 社会保障
2 原発
3 TPP
を取り上げた。
それぞれの質問について答えていただき、合計点を出していただくだけで
あなたにとっての最適な政党を簡単に割り出すことができます。
この中で、重要なポイントは、社会保障の財源を何に求めるか?です。
米・オバマ、仏・オランドの両大統領の主張は全く同じで、
『富裕層の増税』
です。日本の革新政党は、なぜか、これを声高に言わない。全く不思議でならない。
だから、選挙の争点がボケる。
支持政党なしの44%のみなさんが、投票すれば、事態は一変します。
何しろ、約半数です。有権者の半数、これはもう膨大な力です。
しかも、この44%のみなさんは、率直に言って社会的弱者・犠牲者の
方が圧倒的に多いと思います。したがって、質問に対する答えは、
自分の良心に忠実に答える限り、ほとんどが反自民となるはずであり、
文字通り膨大なパワーを発揮すると思います。
また、社会的弱者であればこそ、この膨大な力をこの唯一与えられた
チャンスともいえる選挙の機会に行使しない手はないと思います。
早い話が、政治の流れを、44%の方に向かわせることができる力は、
実は、この44%の力だけなんだ、と言うことです。
暗黒時代を回避するためにも、本システムを使って最適政党を選んで
全員投票されるようお願いします。
また、友人知人の無党派層の方々にもよびかけましょう!