朝日新聞(2011/7/11)によれば、
『首相、強める保守色』
『集団的自衛権解釈見直し』
『尖閣国有化』
とある。
また、
「『自民党野田派』なんていう言葉が飛び交っている。
オスプレイの配備や集団的自衛権の議論を見ていると、
外れているとは言えない。非常につらい。」
とは、鳩山由紀夫元首相。
記事は、続けて、
『鳩山氏が指摘するように、首相は、このところ、自民党の外交・安保政策を
次々と後追いしている。・・・「尖閣諸島の国有化」も、自民党が5月末にまとめた
政権公約2次案に盛り込まれていたものだ。』
とある。
野田の動きを見ていると、消費税増税で自民党とうまくタイアップできたことに
うれしくなってしまって、自民党の好き好む政策を打ち出すとともに、民主党の
マニフェストを引っ込めれば、『決める政治』が、次々と実現するのだ、ということに
気がつき始めたという段階じゃないかと思う。そして、実現するたびに、満足感、
いや、快感を感じ出した、というところだろう。
そこでは、当然のことながら、国民なんて、関係ない! ということになる。
なにしろ、自分なりの達成感が快感と共に味わえるわけだから、無責任で
あろうが、何であろうが、何しろ、うれしくてたまらない。
この暴走はさらに加速される。
野田は、橋下のように、ワアワア騒がないが、慇懃無礼な態度で、表向きは、
善人を装いながら、悪さを実行できる危険人物。