ユネスコが『南京大虐殺』を世界記憶遺産に登録した。
これで、南京大虐殺は中国人の記憶から世界、人類全体の
記憶となった。
日本政府は、この登録を強く非難するとともに、記憶遺産事業の
制度見直しを求める談話を出した。何やら第2次大戦前の国際連盟
脱退状況を思い浮かばせる。
日本外務省によると、現行の審査基準では、資料の保全や管理の
必要性だけが検討対象で、歴史的に正しいかどうかは判断材料に
なっていない、からだそうだ。
しかし、Wikipediaによれば、
記憶遺産の対象となる歴史資料は、世界遺産同様に
真正性(英語版)が重要であり、これは言い換えれば
『信憑性がある』ということになる。
とあるので、日本政府の言っていることは、たわごとでしかない。
このような、たわごと反論をするレベルの日本政府は、ドイツと
比較されながら、いよいよ世界から見放される、というよりも
敵対視されることになる。
海外旅行する人は、もちろん、海外で活動する日本人は、すべて、
その取り巻く環境は、過去とは一変したのだ、という自覚のもとに
行動することが大切となった。