今や、東大大学院は、学費がタダとかいうこともあると思うが、さながら、中国の大学と見間違うほどの変わりようだと言う。
それは、さることながら、【東大】の世界ランキングは、20位から40位と低迷しているにもかかわらず、残念ながら、いまだに、【トウダイ真理教】に国民の大半が染まっている。
財務省だけではない。いたるところ、【東大卒】が、幅をきかし、我が物顔で振舞っている。
彼らの特徴は、幼少のころから、暗記力中心の受験勉強により、問題を解決するための理解力と判断力の養成よりも、その問題が、いかなるパターンの問題に分類されているのか、を見抜く、いわゆるパターン認識力養成に力点が置かれていたことがあげられる。
短時間しか与えられていない試験の中で、問題をゼロから取り組むより、パター認識の結果、いかなる解答が用意されているのか、それを思い出す方が早いからだ。そこでは、記憶力だけが、大いに役立つ。
たとえているならば、囲碁・将棋に見られる定石を覚えるようなものだ。定石を、ゼロから考えて編み出すといったら、大変なことだ。覚えている方が、はるかに有利だ。
そんな、彼らが、たとえば、行政とか、司法とか、なんでもいいが、責任者となってその場で指揮を執るとすれば、どうなるのか、考えて見れば、簡単に予想がつく。かれらの中の、パターン認識により、即座に結論が出る。問題は【かれらの中のパターン認識】の内容だ。これが、往々にして、われわれの常識とかけ離れた内容となっているから、問題がこじれる。
まず、入省、入所、入社、なんでもいいが、新人時に受けた教育が、ものをいう。
【財務省】の場合は、こうだという。
【増税は、善だ。財政健全化のためだ。一部の国民は反対するが、増税は日本国のために必要で、国民の大半は、やむを得ない、と理解してくれている。そして、国債は、悪だ。財政法にも書かれている。国債は、日本を破滅に導く。以上、諸君は、日本国のために頑張ってもらいたい。】
そして、実際、増税派は、出世、国債派は、左遷、という実態を見聞きする。
彼らの第2の特徴は、テントリムシ、であること。イチバンニナルコト。
したがって、【出世欲】は、誰よりも強くなければならない。
第3の特徴は、自分が、誰よりも優秀なんだ、と自覚していること。ただし、これには、重要な条件がつく。【先輩を除いて】だ。この先輩とは、もちろん、自分以上のキャリアを持つ先輩のことだ。
同じ【東大卒】でも、【東大法卒】>【東大経卒】なのだ。この関係を維持しつつ、自分は誰よりも優秀なのだ、といううぬぼれの中に人生・社会は回っている、と信ずる【特殊な人種】、言い換えれば【精神異常者】だ。
このような、【東大】出の【精神異常者】が、わが国日本を牛耳っている、という認識を、あらためて持つならば、現在の、日本の異常さは理解できるのではないか。