1 バーゼル合意
日本銀行の【教えて!にちぎん】によると
バーゼル合意とは、バーゼル銀行監督委員会(注1)が公表している国際的に活動する銀行の自己資本比率(注2)や流動性比率等に関する国際統一基準のことです。日本を含む多くの国における銀行規制として採用されています。
2 金融機関の自己資本比率
金融機関の自己資本比率は、「自己資本」を「リスクアセット」で割った値に100を掛けて算出されます。自己資本は出資金や内部留保などの合計額で、リスクアセットは貸出金や投資などの資産にリスク・ウエイトを乗じたものです。
3 その中での自国通貨建て国債の位置づけ
バーゼルⅢでは、自国通貨建ての国債は、格付けに関わらず信用リスクをゼロとみなすことができるとされています。これは、各国が自国の国債を高い信用力を持つと判断し、そのリスクをゼロにできると認めているためです。
金融機関の自己資本比率を考える上で、国債は「リスク・アセットがゼロ」と扱われ、非常に重要です。具体的には、銀行が国債に投資しても、自己資本比率の分母となるリスク・アセットは増えないため、自己資本比率を低下させることはないのです。
4 以上から、民間金融機関の国債購入には制限が課されない
最近、民間銀行等が、国債を購入するのは、バーゼルⅢの自己資本比率規制にかかって問題があるのではないか、と心配する向きがあるが、以上の説明から何ら問題がない、と言える。
これも、【財務省の手先による煽り】ではないかと考える次第だ。
日銀当座預金には、民間銀行所有の500兆円を超える、新規通貨がブタ積みされたまま残っている。これを一刻も早く、日本経済市場、すなわちマネーストックに、国民給付の形であれ、財政出動であれ、流す必要がある。政府・財務省が、国債を発行売却すれば、民間銀行等は、すぐに国債を買い、この莫大な金が日本経済に流れ込むのだ。
しかも、一切の増税なしに、だ。
国民の皆さんも、自治体職員の皆さんも、声を大にして、財務省・政府に、
【財源問題はない!!増税不要でできることをただちにヤレ!!】
【通貨が足りない!!国債発行で、新規通貨500兆円を配れ!!】
と要求しよう!!