世界危機をどう回避するか

『地球規模の統治 考える時』
(朝日新聞 2011/11/5)

朝日も、やっとここまで言えるようになったか、という感じだ。

わが国に限らず、世の為政者は、『わが身大切』なので、肥え太った自らの肉を
切らせようとはしない。
しかし、金持ち保身を第一義にしてきた結果、財政破綻となり、世界経済危機となった。
そして、反貧困・反格差デモの高揚により、保身の砦も崩れつつある

要は、必要な税金収入が、得られなくなったため、わが日本でもおなじみの赤字国債の
大量発行でしのごうとしたが、これで破綻
したわけだ。
これは、なにもギリシャだけじゃない。欧米各国みな、同じだ。

それでは、なぜ、必要な税収が得られなくなったかというと、その原因は何度も指摘してきたが、
金持ちからの税金を大幅にカットし、これを消費税(付加価値税)に切り替えたのが、
そもそもの間違いの発端だ。
消費税だけで、金持ちの払っていた税金を肩代わりさせようとしたところに
土台無理があった。
欧米各国の付加価値税は、今や20~30%にもなっているが、それでも、というか、
より正確に言えば、金持ちの所得税率は低率にしたままで、付加価値税だけを
やたら上げても、必要な税収が得られず、
経済危機に陥ったわけだ。
つまり、消費税(付加価値税)の税率をいくら上げても、破綻するだけ、ということが、
欧州において証明されたわけだ。
金持ちが以前に払っていた税金は、はるかに膨大なものだったのだ。

この記事にもあるとおり、この危機を乗り越えるためには、
例えば、215兆円の資金が必要だと言う。
これは、大変だ!!と政治家はじめ、マスコミ連中が大騒ぎしているわけだが、
こんな茶番のゴマカシ騒動にのせられてはいけない。

さっそく、わが野田さんも、G20で、日本の消費税は、まだ、5%で、
上げる余地は十分ある、と増税を約束し、カッコーつけたようだが、
欧米各国の反応は、ほとんど無反応。心の底じゃ、

『このオバカさん、わしらの後追って、そのうち間違いに気づくだろうが、
マ、ほっとけ!』

てなことを言ってるんじゃないかと思う。

215兆円と聞くと、たいそうな金額だと思われるかもしれないが、
日本の家計資産(1500兆円)のタッタ14%。
つまり、何てことはない金額だ。

欧米各国の家計資産と金融資本の資産の総額は、これまでの30年余りの
金持ち減税のおかげで途方もなく膨大なものとなっており、
その額は、わが国保有資産の何十倍、いや、何百倍
にもなるだろう。

したがって、答えは、いとも簡単!

いま騒いでいる各国の為政者たちが、
大金持ちと、金融資本から、
① 特別資産税(10%くらい)
② 以前(30年位前)に取り立てていた所得税率の復活

徴収するだけで、たちどころに、少なく見積もっても、1000~2000兆円の金が
入る計算
だ。とにかく桁違いなのだ。

これで、世界経済危機どころか、世界の貧困・食糧問題は一気に解決する、

これが、いま必要な『地球規模の統治』と考えるが、みなさん、いかがでしょうか。

朝日新聞(2011/11/05)


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